種屋

1980年代に子供時代を過ごした方であれば、最も楽しんだのはおそらく街中にあるお菓子屋さんであり、限られたお小遣いで安くて美味しいお菓子か、小さなおもちゃを買った思い出があるでしょう。日本には駄菓子というものがあり、子供向けで、安い価格で販売されるお菓子です。日本の場合、駄菓子は300年の歴史があると言われていますが、当店は、100年を超えた歴史があり、駄菓子の歴史の三分の一を占めている駄菓子屋は、日本中でも限られているし、東京では数少ない貴重なお店です。このような魅力的なお店が、赤羽の繁華街から少し離れた場所にあります。

店舗に入ると、驚いたのは一面全部お菓子で、種類はなんと100種類以上！東京産のお菓子もあるし、震災復興のために岩手、宮城などのお菓子もあります。種類もそれぞれ、伝統的なせんべい、かりんとうなどはもちろんのこと、うまい棒、ゼリーやポテトチップスもあります。地域のお菓子から大手ブランドのお菓子、小さくて手のひらに収まるくらいのお菓子から、長くて１メートル以上のお菓子もあります。種類が多すぎて、まるで宝探しのように一つ一つ手に取っていると時間を忘れてしまいます。また、オーナーさんは国産にこだわり、大手ブランドを除き、地域で作ったお菓子なら原材料は国産がほとんどです。

お店にくるのは、子供頃の思い出に浸った大人たちだと思いましたが、子供もよく来ています。両親に連れられて、あっちこっちで食べたいお菓子を探して、両親に買ってもらう姿は満足感たっぷりです。大人の思い出の場所のみならず、子供が楽しむ場所にもなっています。さらに、テレビ取材や芸能人などが良く訪れているので、壁には多くのサインが飾られています。

実は、オーナーはただの駄菓子屋オーナーではなく、剣舞の師範でもあります。剣舞は日本伝統の踊りの1つで、刀を持って踊ることです。場合によって、扇子も持ちながら、上品に刀とコラボレーションする場合もあります。実際に、オーナーは店舗の2階の道場で剣舞を教えています。道場に入ると、たくさんの優勝トロフィーが置かれており、隅には刀が置かれています。一般公開していませんが、もし日本文化に興味がある場合、オーナーに見学したいというと、見学させてもらえるかもしれません。さらに、ここはホームステイを提供しているようなので、滞在しながら、剣舞を練習することもできるかもしれませんよ。