コスト50% 削減!? 中小企業のクラウドソーシング活用術

第1回 クラウドソーシングって何?

平成27年2月24日

クラウドソーシングとは何か。そしてそのメリットと活用方法について紹介します。(全6回)

クラウドソーシングって何?
 クラウドソーシングとは、「クラウド(crowd=群衆)+アウトソーシング(外注)」を組み合わせた造語で、15年ほど前にアメリカで誕生したビジネスの形です。インターネットを活用して世界中の個人へ直接仕事を発注できるサービスで、様々な個人が無数に登録していて群衆のように集まっていることから、群衆(クラウド)へアウトソースする、という言葉で表現されています。
 日本では、ビジネスは企業間取引が普通で、個人への発注はどちらかというと例外というイメージですが、インターネットによって個人のスキルと空き時間が見えるようになり、企業が手軽に個人の力を活用する、という動きが世界では始まっています。
 生い立ちは古く1998年のイーランス社が最初と言われ、2005年頃から本格的に市場が立ち上がり、オーデスクなどの業界の主力サービスが誕生。13年にはオーストラリアのフリーランサードットコム社が業界で初めて上場を果たしました。世界的な市場規模は15年には1兆円を超えると言われています。
 日本でも11年の東日本大震災をきっかけに働き方が見直され、15年には正社員比率が50%を切るとの調査もあることから、正社員以外の人材を活用する便利な方法としてクラウドソーシングが浸透しはじめています。日本でも17年には1400億円市場に成長すると言われています。
 何より個人へ直接発注することで、従来の企業への発注に比べて50%から90%程度のコストダウンが可能となり、世界はもとより日本でも急速に利用が拡大している状況です。

従来のコストを50%削減!?
 クラウドソーシングが利用されている業務には、Webデザインやスマートフォンのアプリ開発などのインターネット関連、ロゴ・チラシ・ポスター・看板・イラスト・年賀状などの印刷物のデザイン、そして、データ入力、データ調査、文章制作、記事作成、アンケート、ユーザーサポート業務、翻訳などの事務業務など多種多様に渡ります。
 ちなみに我々が運営しているサービスは現在、開始から2年が経過し依頼された仕事の総額は75億円にも上りますが、1件あたりの平均発注金額は内容にもよりますが数千円から数万円程度でほとんどが10万円以下となっています。企業では無く個人が受注することで、従来の費用の半分から10分の1程度で外注が可能となっています。その費用の安さから中小企業が数多く活用し、累計の発注企業(クライアント)数は2万6千社を超えています。受注して働く人(ワーカー)の登録は現在13万人、8割が仕事の経験年数3年以上で、フリーランスだけでなく子育て主婦や退職後のシニア世代の新しい働き方として広がっています。面白いところでは、毛筆の筆耕の依頼や、商品の写真撮影、テープ起こしなどもあり、中には「皆さまのお近くで壊れた看板があれば教えて下さい。教えて頂いた方に報酬をお支払いします」といったような営業の引き合い探しとしてクラウドソーシングを活用する企業もあります。
 クラウドソーシングでは、「来週中にホームページが欲しい」「明日までに資料を作りたい!」といった急なニーズにも対応できます。インターネットで手軽に日本中の個人の力が活用できるとあって、アイデア次第で様々な仕事を安価で発注することができるような世の中になっています。


執筆者
株式会社クラウドワークス 代表取締役社長兼CEO 吉田 浩一郎

掲載:東商新聞 2014年4月20日号




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