東商 地域の宝ネット 旅行者が東京を訪れた際に、東京独自の価値を体験するには、まずは「東京の日常」を知ることです。これら日常に根差した人・モノ・コト・街の魅力を「地域の宝」として捉え、地域密着の東京商工会議所ならではの視点でご紹介いたします。

向嶋花街

歴史遺産・文化・芸術

墨田区向島、東京スカイツリーと曳舟駅の間に位置するこの場所に「向嶋花街」と呼ばれる料亭街があります。昔から多くの文人墨客に愛され、伝統ある桃源郷として浮世絵にも描かれたほか、数多くの小説や芝居の舞台ともなっています。
向島は、隅田川の東岸に位置し、浅草からみて向こうにあるため、いつか行ってみたい雅な街「向嶋」と呼ばれていました。春は桜、夏は隅田川花火や屋形船、秋は向島百花園、冬は隅田川七福神巡りと、季節ごとの彩り豊かな江戸情緒の残る地域です。
花街の成り立ちは、12人の芸妓がそれぞれ一家を構えて営業していたところ、女髪結の呼び掛けにより芸妓衆が集まり、見番が出来たところから始まります。その後、日清戦争後の好景気の波に乗って料亭がそこここに出来、人気の芸妓も現れて隆盛をきわめました。
現在は14軒の料亭が営業し、90名前後の芸妓衆が活躍しています。
向嶋墨堤組合(見番)では、芸妓の手配を行なっているほか、芸妓の育成やお稽古等々、伝統文化の継承にも貢献しています。また、お花見の頃に開催される「さくらまつり」では、毎年芸者衆による「芸妓茶屋」を出して花見客をもてなしています。
東京商工会議所墨田支部では、向嶋料亭の「おもてなしの心」をより多くの皆様に知っていただくことを目的として、年に一度(2月または3月)に「料亭体験会」(東京商工会議所の会員様向け)を開催しています。

ご案内

住所 墨田区向島2丁目・向島5丁目
交通アクセス 東武線及び都営地下鉄浅草駅、とうきょうスカイツリー駅、東武線曳舟駅
Webサイト http://mukoujima-kenban.com/index.html