
■最寄駅:大森駅
■事業概要:エレクトリックワイヤー事業、マーケティングリサーチ事業


大森駅から歩いて10分ほどのところにあるインターワイヤード株式会社。1919年に創業した歴史のある会社です。斉藤社長に造っている製品のことやお仕事についてお話を伺いました。
インターワイヤードは、「シリコンラバーヒーター」や「アルミプレートヒーター」「ケーブルアセンブリ」などを製造している会社です。あまり聞かない製品ばかりですが、実は、とても身近なところで使われている商品なのです。
コンビニエンスストアなどにあるショーケースで暖かい缶コーヒーが売られています。
普通に棚に並んでいるのに缶コーヒーが温かいのは、棚板の下にはアルミプレートヒーターがあり、そのヒーターで温められているからなのです。
このヒーターは、細長い線状のヒーターをくねくねと曲げて作られています。その線状のヒーターを熱が伝わりやすいアルミで挟んで均一に熱を伝えているのです。
ヒーターの線が曲げられたところだけが熱くなってしまわないように研究をして、どの場所の缶コーヒーを手にとっても同じように温められるように工夫されています。

ヒーターと言えば「物を熱くする」ことだけに使われそうですが、実はそれ以外の用途でも使われています。
たとえば、お寿司屋さんのショーケースは、冷蔵庫になっています。お店の温度とショーケースの温度の違いでガラスが曇ってしまいます。
そうなるとせっかくのお魚が見えなくてお寿司を選ぶことができません。そこでインターワイヤードのヒーターを使ってショーケースのガラスを温め、ガラスが曇ることなく中のお魚がよく見える状態を保っているのです。
しかしショーケースが熱くなってしまってはお魚が腐ってしまいます。ですからケース内の冷たさを保ちながら、ガラス面だけをわずかに温める技術が必要なのです。
この技術は、いろいろなところで使われています。スーパーマーケットのショーケースや防犯カメラなどにも「曇り止めのためにわずかに温めるヒーター」が使われています。

インターワイヤードでは、ヒーターだけでなくケーブルも製造しています。ケーブルは、細い銅線を組み合わせ1本の太い電線(ケーブル)を作ります。
細いワイヤーは、それぞれ電子の信号を送ることができてコンピューターとコンピューターをつないで情報を送ったり、ロボットを動かしたりすることに使われています。
工場などで毎日活躍するロボットの激しい動きでも切れないように、曲げたり伸ばしたりのテストを繰り返し丈夫なワイヤーを造っています。
工事用のケーブルでは、光をためる素材をケーブルに使い、夜になり工事が終わった時に置き忘れていたらすぐに見つかるように工夫しているものもあります。


インターワイヤードのお客さんは、電機メーカーなどの会社です。
「こんなヒーターがあったらな」「こんなケーブルがほしい」といったお客さんの希望をかなえるために、たくさんの人々が一緒に仕事をします。
それぞれがその役割を果たすことで、お客さんの望む新しい製品が生まれてきます。
区民や品川区にある会社の要望を聞いて、ほかの区よりもいち早く環境整備や学校教育に取り組んでいます。
会社同士が、見学したり勉強したりする機会もたくさんあります。
お互いが助け合い、学び合うことで「人」と「人」がつながります。そしてそこに新しい「輪」が生まれます。
「それぞれの役割を持つ「人」と「人」のつながりが、とても大切です。気が合う人や、考え方が同じで、まじめに働く人と一緒に仕事がしたい」と斉藤社長。
そのためには、なんにでも興味をもって、どんどん前向きにチャレンジしていく必要があると思います。勉強を一生懸命することも大切ですが、つねにアンテナをたてて新しい情報を集めることも大切なのです。



がんばるロボットを支えるケーブルでした
ケーブルは、細い銅線を組み合わせ1本の太い電線(ケーブル)を作ります。細いワイヤーは、それぞれ電子の信号を送ることができてコンピューターとコンピューターをつないで情報を送ったり、ロボットを動かしたりすることに使われています。