太平洋経済委員会(PBEC)日本委員会
解散のお知らせ
当委員会は、2008年3月末日を以って活動を終了し、40年余の歴史に幕を閉じることとなりました。長きにわたるご支援・ご協力をいただきましたことに厚く御礼申し上げます。
なお、日本委員会は解散いたしますが、PBECの国際的活動は PBEC Ltd.が継続して実施しています。詳細は、http://www.pbec.org/(PBECホームページ)をご覧ください。
(1) 目 的
@アジア・太平洋地域及びその他の諸国の実業人による意見交換のための国際的な場の提供、
Aアジア・太平洋地域の基本的な経済問題等に関して各国政府及び国際諸機関に対する勧告・助言等を行っているPBECは、太平洋地域における実業人で構成される純民間国際組織であり、域内各国の実業界相互の協力を促進することにより、各国間の経済関係を強化し、地域全体の経済的・社会的発展に寄与することを目的としている。現在、加盟国・地域は、オーストラリア、カナダ、チリ、中国、コロンビア、エクアドル、香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、フィリピン、ロシア、台湾、タイ、シンガポール及び米国の計20か国・地域である。
(2) 沿 革
1964年の第2回日豪経済合同委員会以降、継続して検討されてきた「経済協力ならびに開発のための太平洋地域機構」の設立問題が結実し、1967年4月、日本、オーストラリア、ニュージーランドの3か国から正式代表が、アメリカからオブサーバーが参加して「太平洋経済委員会」が正式に発足した。その後、アメリカ、カナダが正式に加盟し、第1回総会が1968年、シドニーで開催された。
(3) 組 織
PBECは、上記(1)に記載の20か国・地域委員会で構成し(注)、常設事務局を香港に置き、国際総会、役員会、運営委員会、戦略委員会、特別基金投資諮問委員会、財務委員会及び必要に応じて設置される作業委員会等を通じて活動している。
国際総会は、毎年春に、各国委員会持ち回りで開催される。参加者は、各国委員会からの代表団並びに域内外諸国や諸機関からのオブザーバーからなる。また、時に応じ政府首脳も出席される。
役員会は、PBECの最高意思決定機関であり、国際会長、国際副会長、財務担当役員及び各国委員長及び事務総長で構成される。
運営委員会は、政策の運営及び基本的問題の決定にあたり、国際会長、国際副会長、財務担当役員、国際事務総長、国際顧問、各国委員長/副委員長/事務総長で構成される。委員会は、原則として毎年2回(国際総会時と秋)開催される。
戦略委員会は、5か年計画の策定、年次活動計画、基金申請プロジェクトの審査などについて検討し、運営委員会、役員会へ上程する。
特別基金投資諮問委員会は、特別基金の元本とその投資を管理する。
各国委員会は、それぞれのメンバー企業を代表する実業人で構成される。
国際事務局は、中国・香港に常設されており、国際会長の指示により、国際総会、運営委員会その他のPBEC全体に関わる会議の日程、議題の作成や調整、総会主催国委員会の支援、並びに諸活動に関する連絡・調整を行う。さらに、域内諸国のPBECへの加盟促進や各国委員会の強化支援を行う。
作業委員会は、各国委員会からの要請により適宜設置されるもので、現在、CSR等3つの作業委員会が活動している。
(注):2004年6月の役員会にて、PBEC全体の組織形態変更が決定された。国内委員会を廃止し、2005年9月から全てのメンバーが直接PBECに所属する直接企業メンバー制を導入予定。なお、中国とロシアは3年間の期間を経て移行。日本については2005年6月の役員会で対応を決定する。
(4) 活動実績
1968年の第1回国際総会(シドニー)以来、毎年各国持回りで総会が開催され、太平洋地域協力に関する様々なテーマをとりあげ、活発な活動が繰り広げられている。国際総会以外の主な活動は以下の通りである。
@PBECセミナーの開催
域内メンバー会社の中堅幹部に対する教育訓練を目的として、1971年以来、太平洋各地で年1回開催され、現在までに15回実施された。
A公害対策視察団及び水産増養殖視察団の派遣
1974年から4年間、日本、カナダ、ニュージーランド各国に派遣した。
B国際投資に関する太平洋地域憲章の採択
健全で建設的な国際投資を促進することを目的に1972年に採択された。
C北米自由貿易協定(NAFTA)に関する特別会議の開催
1992年1月にサンフランシスコで開催され、米加墨3か国を含め、10か国の代表が参加し、同協定の影響について討議した。
Dアジア金融危機に関するセミナーを開催し、その原因、今後の展望等について討議した。
PBEC日本委員会の主な活動は、以下の通りである。
@国際シンポジウム/フォーラムの開催
−第1回国際シンポジウム「太平洋経済圏とトライネシア」(1983年、東京)
−第2回国際シンポジウム「太平洋経済共同体構想の展望」(1985年、東京)
−第3回国際シンポジウム「太平洋協力の現状と将来」 (1987年、東京)
−海外フォーラム「ASEAN投資フォーラム」(1988年、シンガポール)
A太平洋民間協力研修
太平洋地域の中堅ビジネスマンを対象に、外務省及び国際協力事業団の協力を得て、日本国内の民間企業で実務を研修させるもので、1987年以来、毎年開催され研修生の数は300名を超えたが、既に終了している。
BPBEC統計
太平洋地域の経済動向をマクロな側面と、地域・分野別とに視点を置いて作成された統計資料で、1982年より隔年で刊行されているが、96年版以降中断していたため、2001年の東京総会を記念して、2001年版を復刊した。
(5) APECへの関与
PBECは創設以来一貫して太平洋協力の推進を提唱しつつ活動してきた。1989年に発足した
APECに対しても、民間の声を反映させることが不可欠との認識から、1989年には「太平洋経済協力に関するPBECの見解」と題する提言を、また、1995年にはAPEC大阪会合に向けて「APECの当面の課題に関するPBECの見解と果たしうる役割について」と「APECとビジネス界−太平洋地域における経済の発展と繁栄のための協力」と題する提言をAPECに提出した。また、APECのプロジェクトに参加するなどAPECへの積極的な関与を追求している。
国際総会開催地: 1968年より毎年持ち回り開催
1990 第23回国際総会(東京)
1991 第24回国際総会(グアダラハラ)
1992 第25回国際総会(バンクーバー)
1993 第26回国際総会(ソウル)
1994 第27回国際総会(クアラルンプール)
1995 第28回国際総会(オークランド)
1996 第29回国際総会(ワシントンD.C.)−クリントン大統領ご臨席
1997 第30回国際総会(マニラ)−ラモス大統領ご臨席
1998 第31回国際総会(サンチャゴ)−フレイ大統領ご臨席
1999 第32回国際総会(香港)董建華 香港行政長官ご臨席
2000 第33回国際総会(ホノルル)
2001 第34回国際総会(東京)皇太子同妃両殿下、森首相ご臨席
2002 第35回国際総会(クアラルンプール)マハティール首相ご臨席
2003 第36回国際総会(ソウル)盧武鉉大統領ご臨席
2004 第37回国際総会(中国)呉儀副首相ご出席
2005 第38回国際総会(中国)呉儀副首相ご出席
本件問合わせ先:
日本・東京商工会議所国際部 米州・大洋州担当 Tel: 03(3283)7601
E−mail:pbec-jpn@tokyo-cci.or.jp