東商の活動

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「ムスリム旅行者受入セミナー&フィールドワークin浅草~ムスリム旅行者接遇の基礎を学ぶ~」を開催しました

2017年3月14日
東京商工会議所
地域振興部
セミナーの様子

セミナーの様子

浅草でのフィールドワーク

浅草でのフィールドワーク

 東京商工会議所は、3月14日(火)に「ムスリム旅行者受入セミナー&フィールドワークin浅草~ムスリム旅行者接遇の基礎を学ぶ~」を開催し、15名が参加しました。

 東南アジア、特にマレーシアやインドネシアからのムスリム(イスラーム教徒)旅行者が大幅に増加している一方、日本国内においては、ムスリムに対する知識や理解が、不十分な状況にあることから、商業施設や観光・宿泊施設、飲食店、旅行業等の事業者を対象に、ムスリム旅行者接遇の基礎を学ぶことを目的に本事業を開催しました。


 第一部は、株式会社日本SI研究所インバウンド事業部・SEKAI CAFEの芝山氏より「ムスリム(ベジタリアン)対応とは?~SEKAI CAFÉ/台東区を事例として」をテーマに講演がありました。
 芝山氏は、食について英語表記(メニュー)がないことや食品情報表示が一括表記で成分が分からないことなどが旅行者の不満に繋がっており、2020年東京オリンピック・パラリンピックまでに対応を進めることが必要であると述べました。
 その上で、明日から始められるムスリム対応として「ムスリムが来てから取り組むのではなく、実践する中で誘客していくこと」「やると決めたらルールとポリシーは自らが決めること」が重要と指摘しました。さらに、自社での経験から、「実際にムスリムの方々に試食してもらい、その中で意見をもらいつつ、情報発信してもらうことが有効」であると強調しました。

 第二部では、芝山氏に引率いただき、地域の官民が連携し作成した「ムスリムおもてなしマップin台東区」を片手に、街に出て浅草のムスリム対応等を視察しました。

 参加者からは「台東区がムスリム対応が出来ていることがわかった」「今回のようなフィールドワークを交えたセミナーを期待する」などのご意見をいただきました。

 東京商工会議所では、今後も「世界に関たる観光都市・東京」の実現に向けて、各種事業を展開してまいります。

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
地域振興部
担当 小島・渡邊
TEL 3283-7658
FAX 3283-7633