東京商工会議所商業部会は７月１９日、日本経済新聞社 経済解説部編集委員　田中　陽 氏を講師に招き、講演会「最新消費トレンドと流通業界の対応」を開催し、９９人が参加しました。

　田中氏は、「２０１５年の１か月当たり家計消費支出はバブル期の１９８８年と同額の約２９万円であるが、消費構造は大きく変化している」と指摘したうえで、特に保険・医療費の割合が大きくなり、被服・履物の割合が低下していると述べた。また、近年は、エンゲル係数が急上昇するなど、生活者は、「食遊」「旅」「交際」などに対して積極的にお金を使う意欲を持っていると強調した。さらに、今後高齢化が一層進む中で、医療と小売・サービス業が連携し、業界を越えた社会モデルを創る必要性を指摘した。

　今後も商業部会では皆様のビジネスに役立つ情報提供をしていきます。