東京商工会議所中小企業金融専門委員会（座長＝梶原徳二・梶原工業 会長）は、6月23日中小企業経営者のための「事業性評価による資金調達とは～概要と支援策～」セミナーを開催し、132人が参加しました。

第一部では、電子債権応用技術研究所 所長の田中丸　修一氏より事業性評価融資の概要についてお話しいただきました。田中丸氏は、中小企業融資の環境変化や課題について触れたうえで、今後は、決算書に依存しない「事業性評価による資金調達」が有効な手段になると説明し、経済産業省が推進する「ローカルベンチマーク」などいくつかの事業性評価の手法を紹介されました。

第二部では、東京都中小企業振興公社　事業戦略部　経営戦略課の大場　順二氏より、同公社の事業可能性評価事業について、お話しいただきました。
当事業は成長性が高い事業プランについて、継続的に支援を行う制度であり、実際に制度を利用した企業の事例などを紹介しながら説明されました。

参加者からは「事業性評価融資については全く知らなかったので、大変ためになった」「公社の事業可能性評価事業について、利用者側に立った説明でわかやすかった」などの声が寄せられました。

中小企業金融専門委員会では、今後も経営に役立つ情報提供を行っていきます。