イノベーションを生み出すオフィスづくり

第1回 働く人の創造性を引き出す3つのポイント

平成28年2月23日

 いま、多くの企業が顧客起点で商品やサービスを生み出す、オープンイノベーションに注目しています。顧客との会話から本質的ニーズを引き出し、これまでにない価値やビジネスモデルをつくっていくためには、働く人の創造性とチームによる知識創造が重要です。また、ビッグデータや人工知能など、テクノロジーが進化しても、それらを活用できる人がいなければ、インパクトのあるビジネスモデルは生まれません。

飲食店開業の活用例


 イノベーションを生み出す必要条件は人・組織・経営によるものが大半ですが、企業価値の源泉が工場による生産性からオフィスにおける知的生産へとシフトするにつれて、働く人が知恵を出し合い新しい商品やサービスを生み出すオフィスが注目されています。実際に、ソフトウエアやゲームなど、人間の脳が唯一の生産手段となる業界では、働く人の創造性を引き出すオフィスの事例はたくさんあります。韓国のあるオンラインゲーム会社はオフィスを「プレイ・ミュージアム」と名付けて、ビルの上下をつなぐ階段まわりにキッチンやカジュアルなミーティングコーナーを設けました。すると社員が能動的に動きコミュニケーションが活発になることで自由闊達なアイデアが出まれるようになったのだそうです。
 日本にもこのような「出社するのが楽しくなる」オフィスはありますが、大半は事務机が並び、書類が積まれた自席と会議室を行き来するような環境が多いのではないでしょうか。しかし、これまで人間が行っていた事務処理はコンピュータに代わり、仕事の中心は知識創造へと変わりつつありますが、これはクリエイティブな業種に限ったことではありません。
 例えば、あるコールセンターでは顧客の期待値を越える商品やサービスを届けるために、オフィス内に話題のモノやトレンド情報を展示し、見たり触ったりすることで社員の感性を高めています。画面上のデータや会話履歴を参照するだけでは良い発想や問題解決のアイデアは浮かびません。
 このようにオフィスの中に外部刺激や発想のヒントを取り込むことはとても重要です。人間は環境によって意識や行動が変わりますが、特に創造性を引き出すオフィスのポイントとして、「動線」、「会議」、「創発」の場の3つが挙げられます。この連載では、事例を交えてこれらに触れながら、オフィスづくりのコツを紹介していきたいと思います。

オフィスワーカーの仕事は、情報処理から情報整理/価値創造へ
オフィスワーカーの仕事は、情報処理から情報整理/価値創造へ


執筆者
齋藤 敦子

コクヨ WORKSIGHT LAB. 主幹研究員

掲載:東商新聞 2015年06月20日号




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