三村明夫会頭は３月25日、城東ブロック（江東、墨田、足立、葛飾、江戸川）の各支部会長と、地域経済や産業活性化についての意見交換を行いました。懇談会には、伊藤一郎副会頭（旭化成会長）、前田新造副会頭（資生堂会長）、田中常雅副会頭（醍醐ビル社長）が出席したほか、山﨑昇墨田区長が参加しました。
　懇談会に先立ち三村会頭は、墨田区内の浜野製作所（浜野慶一社長）を訪問。板金加工や金型、ロボット製作などを行う同社の事業や、地域の学校と連携したインターンシップなどの取り組みについて説明を受けました。工場内での加工工程の視察では、浜野社長の説明に熱心に耳を傾けました。その後、墨田区内の木造密集地域や、橘銀座商店街（理事長＝寺尾肇墨田支部副会長）の視察を行いました。
　懇談会では、江東支部の網代良太郎会長（江東信用組合理事名誉会長）が「臨海地区と旧市街地との調和が重要」と述べたほか、足立支部の赤羽敬司会長（東洋工罐社長）から「街コンや足立菜うどんといったご当地グルメの企画など、青年部の活動を活発に行っている」との報告がありました。また、葛飾支部の信川仁道会長（信川化学工業社長）は「広域的な取組として、商店街と連携し、下町商店街事業を進めている」と話し、江戸川支部の平田善信会長（平田紙興会長）は「近隣の支部や浦安商工会議所などと、地元の高校との就職情報交換会を開催している」と、支部の取り組みについて紹介しました。さらに墨田支部の阿部貴明会長（丸源飲料工業社長）は、「経営指導員による巡回指導は非常に重要。訪問して早期に経営改善に取り組み、再生支援につなるケースもある」と、巡回指導の重要性を指摘しました。三村会頭はこれに対し、「現場で挙げられた声とともに、各委員会などでの意見を合わせ、今後、国や東京都などへ要望を行い、働きかけを強めていく」と語りました。