東京商工会議所　観光委員会（委員長＝佐々木隆特別顧問・ジェイティービー会長）は、東京観光財団（理事長＝上條清文東商副会頭）との共催で6月28日～29日に福島応援視察会を実施しました。

　東日本大震災や原発事故による風評被害の払しょく、また地域経済支援を目的に、郡山市と会津地方を訪問しました。視察団は上條副会頭が団長を務め、27人が参加しました。
　一行は、郡山商工会議所および郡山コンベンションビューローを訪問し、丹治一郎会頭や県幹部と意見交換しました。丹治会頭は挨拶で震災で被災した郡山商工会議所会館の建て替え計画について説明し、「『築こう元気な郡山』を合言葉に、市民一丸となって元気に頑張っている」と述べました。上條副会頭は「県内最大の経済圏であり交通の重要拠点でもある郡山のリーダーシップに大いに期待する」と述べるとともに継続的な支援を約束しました。担当者からは、風評被害払しょくに向けた「首都圏キャラバン事業」や、食・観光分野での安全・安心に関する施策の説明があったほか、積極的な誘致活動の結果、コンベンション開催件数が震災前の水準に回復したという報告がありました。

　また、ＮＨＫ大河ドラマ『八重の桜』の舞台として人気が集まる会津地方では、大河ドラマ館、鶴ヶ城、大内宿を訪ね、多くの観光客による賑わいに、参加者から被災地応援ツアー等の支援成果が出ているという意見が聞かれました。