東京商工会議所交通運輸部会は、7月23日に国土交通省関東運輸局とともに、都内および首都圏の交通事業者・観光事業者等２５２名を対象に2020年オリンピック・パラリンピック招致のＰＲを目的とした講演会を実施いたしました。
　はじめに、東京2020ｵﾘﾝﾋﾟｯｸ･ﾊﾟﾗﾘﾝﾋﾟｯｸ招致委員会　評議会事務総長代行兼事務局長の樋口修資氏より、「2020年ｵﾘﾝﾋﾟｯｸ･ﾊﾟﾗﾘﾝﾋﾟｯｸ招致」について、2020年大会の開催計画やこれまでの招致活動、また開催都市決定までの招致活動についてご説明いただきました。
　次に、明治大学専門職大学院長　公共政策大学院ガバナンス研究科長　教授の市川宏雄氏より、「ｵﾘﾝﾋﾟｯｸ･ﾊﾟﾗﾘﾝﾋﾟｯｸ招致による首都圏の競争力強化」について都市開発、まちづくり、観光振興等を中心に、招致がもたらす首都圏への波及効果についてロンドンや各立候補都市との比較を交えながらご講演いただきました。
　両講師から、招致実現後から２０２０年までの７年間に、世界から東京へ多く訪れる観光客、大会期間中においては選手・観客を温かくおもてなしするとともに、安全かつ確実な大会を運営するためには、交通運輸業や観光業の果たすべき役割が極めて重要である旨のお話を伺いしました。
　本年９月７日の開催都市決定が迫る中で、ご参加いただいた方の招致機運の向上につながる講演会となりました。