会頭コメント

会頭コメント

日銀の金融緩和の強化について

2012年10月30日
東京商工会議所

 日本商工会議所としては、9月の金融緩和以降も、間断なく対策を講じるよう求めてきた。こうした中、本日の日銀金融政策決定会合において、資産買入等基金の11兆円積み増しや、金融機関の貸出増加を支援するための新たな資金供給制度の創設など、2ヵ月連続で切れ目なく金融緩和が強化されたことを評価する。とりわけ、政府・日銀が共通の認識に立ってデフレからの早期脱却に取り組む方針を明確に打ち出されたことを歓迎したい。
 日本経済は非常に厳しい状況にあり、ここに来て景気腰折れの懸念が強まっている。デフレからの脱却は、わが国経済にとって最重要課題であり、政府・日銀が一層緊密に連携し、中小企業戦略をはじめとする成長戦略の具体的な実行と金融緩和を一体不可分で強力に推進することをお願いしたい。

以上