会頭コメント

会頭コメント

日朝首脳会談について

2004年5月22日
東京商工会議所

 今回の総理の訪朝は全体として一定の成果があったと思う。今後その成果を具体化し残された問題の解決、特に核廃棄に結びつけられるかどうかが重要である。
 すでに帰国した拉致被害者の家族の方々が帰国することになり、また曽我さんについても北京で再会できることになったのを喜びたい。しかし、行方不明とされた方々の再調査については、日本側もその実行を確認しながら、早期に事実が解明され、全面解決に向かうことを望みたい。
 一方、核問題は、わが国の安全にとって最も重要な問題なので、総理の要求を北朝鮮側が受け入れたように、6カ国協議の枠組みの中で核の全面廃棄に向けて最大限の努力をしてほしい。

以上