東京商工会議所文京支部（会長＝金子收・共同製本㈱会長）は、文京区内の医療機器事業者と区内外のものづくり企業の医工連携を推進する「医療機器産業振興事業」を実施します。

本事業は、「製品化ノウハウを持った文京区の医療機器事業者」と「医療機器産業に参入したいものづくり企業」による医工連携を促し、区内の医療機器産業の活性化を目的としています。

具体的には、①文京区の医療機器産業集積のＰＲ動画「医工連携のまち“メディカルヒルズ本郷”」を制作し、本日、当所ホームページとＹｏｕＴｕｂｅで公開しました。動画では、文京区が明治時代から続いている国内最大規模の医療機器産業集積地であることを紹介しているほか、無理なく円滑に医療機器産業に参入できる医工連携の仕組みを解説しています。本動画は今後、展示会等でも放映される予定です。
また、②ものづくり企業向けに新規参入のポイントを解説するほか、文京区内の医療機器事業者と交流のできる「医工連携セミナー＆名刺交換会」も実施します。

文京区は、大学病院や医療機器事業者などが数多く集積しています。明治時代に東京医学校（東京大学医学部の前身）が本郷・湯島地区に開校したことを背景に、長い歴史を持つ事業者も多く、医療機器を製品化し、医療現場に届ける高度なノウハウを持っています。

医療機器産業は継続的な成長が見込める産業として注目を集めていますが、医療機器の製品化には薬機法（※）への対応などが必要であり、これが高い参入障壁となっています。高いノウハウを持つ文京区の事業者との医工連携により、ものづくり企業の円滑な参入が図られ、区内の医療機器産業の活性化・発展へつながることを期待しています。　　　　　
（※）医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律