東京商工会議所は、首都圏問題委員会（委員長＝清野智 副会頭・東日本旅客鉄道株式会社 会長）からの提案により、「声かけ・サポート運動」を全所的に推進しています。

　このたび、本運動をお子様などより幅広い世代にご理解いただくため、東日本旅客鉄道株式会社の特別協力により、「声かけ・サポート」を実体験していただくイベントを実施し、５２名（うち、お子様は２４名）が参加しました。

　イベントでは、高齢者や障がい者など「声かけ・サポート」が必要な方に対してどのようにお声がけし、お手伝いをさせていただくかを、疑似体験しました。具体的には、親子のペアで、車いすに乗って段差を通るご案内をしたり、アイマスクをつけた高齢者役の手を引いて案内するなどの体験をしました。体験後は、東京駅の方のご案内により、丸の内駅舎を見学させていただきました。

　参加者からは、「駅ではサポートが必要な方が多くご利用されることを改めて知ることができた」「子どものみの体験ではなく、親も実際に体験をすることにより親子一緒に勉強できた」「困っている人に声をかけることは難しいかもしれないが、今日の体験をきっかけにサポートできることをやっていきたい」などの声が聞かれました。

　東京商工会議所では今後も、「声かけ・サポート運動」を推進することにより共助の心を、東京、ひいては日本全国に定着させ、２０２０年オリンピック・パラリンピックのレガシーとして未来に引き継いでいくことを目指します。