東商の活動

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荷主と運送事業者がWin-Winの関係構築を

2017年7月3日
東京商工会議所
文京支部
物流業界の現状と将来像を語る大島氏

物流業界の現状と将来像を語る大島氏

 東京商工会議所文京支部は7月3日、「物流を取り巻く環境変化と今後の動向~中小・小規模事業者への影響は?~」と題してセミナーを開催しました。講師の日通総合研究所のユニットリーダー・大島弘明氏が、物流業を取り巻く経営環境の変化、物流業界の将来像などについて講演しました。
 大島氏は、供給過多による競争、効率化・ローコスト化、安全問題・環境問題への対応、コストアップ要因の増大、ドライバー不足などが物流事業者の経営環境の悪化の原因であり、荷主企業の対応が不可避な課題であると指摘。発荷主・着荷主・トラック事業者などの関係者による「運べない危機」を共有することにより荷主に係る物流現場の改善やドライバーの労働負荷を軽減する必要があるとの見方を示しました。その上で、荷主企業と運送事業者の協力による長時間労働の改善事例を紹介し、「輸送力(ドライバー)確保に向けた労働環境・条件の改善」「限られた輸送力で対応するための物流効率化」で人にやさしい物流を目指し、荷主企業と運送事業者がWin-Winとなるパートナーシップを確立することが重要であると述べました。

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
文京支部
TEL 03-3811-2683