東京商工会議所杉並支部は、１２月９日、当支部役員・評議員４７名出席のもと、田中良杉並区長との懇談会をハイブリット形式にて開催しました。

　田中区長は、新型コロナウイルス対策として病床数の確保だけが注視され続けてきたことを指摘し、病床数のみならずそこで患者対応を行うマンパワーの確保こそが、円滑な受入態勢を整備する上で最も重要になる点を強調。マンパワー確保に万全を期すために、23区に先んじて区内拠点５病院に対して公費を投じ、受入態勢の早期実現を達成させた実績を紹介しました。今後、第６波を想定し「抗体カクテル療法専用病床の確保」「訪問診療等体制の強化」「自宅療養者支援体制の強化」等の支援体制の拡充を進めるとともに、区民や区内産業界との連携を強化しながら「第6波が来ても必ず打ち克つ」との決意を語りました。
　続いて杉並区政９０周年事業に触れ、次の１００周年を見据え、いま語り継ぐべき杉並区の歴史を５つのストーリーとしてまとめ、様々な「語り継ぎ方」で発信していくとの方針を表明しました。

出席者からは、「新型コロナに関する正確な情報が従業員を安心させるうえで大いに役立っているので、引き続き、正確な情報発信を継続してほしい。」などの発言がありました。