東京商工会議所（三村明夫会頭）では、ものづくり推進委員会（委員長：伊東孝紳副会頭・本田技研工業㈱ 取締役相談役）において、ＩＴ、ＩｏＴの活用を通じた中小ものづくり企業における生産現場の効率化や営業力強化に向けたＳＮＳ活用などを推進すべく開設している『スマートものづくり実践事例集（ウェブ版）』に新たに１０社事例を追加し、公開しましたのでお知らせします。
　昨年１２月に当所が公表した「ものづくり企業の現状・課題に関する調査結果」では、コロナ禍による売上急減に伴って、既存顧客との接点強化、新たな分野への進出を課題視する企業が増加したことが判明しました。これを受け、今回これらの課題解決にＩＴ、ＩｏＴやＳＮＳを活用し積極的に取り組む企業を新たに取材し、当所ＨＰで公開している『スマートものづくり実践事例集（ウェブ版）』に追加しました。
　
　今回は今まで掲載していた２０社に加え、ＳＮＳや動画配信を用いて販売チャネルを業務用から一般消費者まで広げた事例や、衛生管理と品質管理をタブレットで管理することにより業務効率化を図った事例など、新たに１０社を追加。また、従来のカテゴライズから、コロナ禍により事業者から課題としてあがりやすい「販路拡大」「現場の効率化」「コミュニケーションの促進」の３つの切り口に改編しました。
　更に本事例集をより具体的かつ分かり易い内容とするため、各社の取組を豊富な写真や映像（1分程度の動画）を用いて紹介するなど工夫しています。

　今後も事例を広く紹介するなどの活動を積極的に展開し、ものづくり企業のさらなる成長を後押ししてまいります。