東京商工会議所杉並支部では12月10日、田中良・杉並区長との懇談会を実施し、新型コロナウイルスによる中小企業の経営への影響などを意見交換しました。　
支部では、懇談会に先立ち10月に会員企業に対して「新型コロナウイルスによる事業への影響実態調査」を実施し、新型コロナにより業績悪化の企業が増えていること、コロナの影響が長期化の見込みであることなど、調査の取りまとめを田中区長に説明した。出席した役員からは「各社が経費削減を実施すると、経済全体の落ち込みにつながる。こういう時こそ公共セクターの計画通りの支出をお願いしたい」「（すぎなみフェスタの開催に触れ）区の主催事業やイベントについて、感染対策ガイドラインを厳守し、引続き積極的な実施をお願いしたい」などの意見がありました。
田中区長は「経営者には給料を下げないで、頑張っていただきたい。給与の削減が民間消費を押し下げ、税収も減収し、デフレスパイラルに陥ってしまう」と述べるとともに、引続き中小企業の支援策により区内経済の活性化に取り組んでいく意向を示しました。

• 【杉並支部】「新型コロナウイルスによる事業への影響実態調査」の結果について