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健康経営倶楽部マガジン  ≪2019.11.12号≫

2019年11月12日
東京商工会議所
会員交流センター

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          ─健康経営の最新情報が満載!─
  健康経営倶楽部マガジン  ≪2019.11.12 vol.34≫
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本メールマガジンは、健康経営倶楽部マガジンに登録された方、
および、健康経営アドバイザー研修にお申込みの方に配信しています。

≪目次≫--------------------------------------------------------------
■東商からのお知らせ
1.【申込受付中】第3回・健康経営エキスパートアドバイザー研修
                  (東京商工会議所 サービス・交流部)

2. 【11月15日(金)9:00~申込受付開始】
   学校法人の就職支援担当者と効率的に面談いただけます!
 第3回「会員企業と学校法人との就職情報交換会」
                  (東京商工会議所 人材・能力開発部)

■健康経営に関するお知らせ
3.【参加企業・団体募集中】
   ロゴマーク使用や、スポーツ庁WEBサイトへの取組掲載が可能!
  「Sport in Lifeプロジェクト」のご案内
                     (スポーツ庁 健康スポーツ課)

4.【2019年12月4日(水)】参加無料!
   令和元年度東京都エイズ予防月間講演会
  「働く世代に多いHIV/エイズ ~誰もが働きやすい職場とは~」
                          (東京都福祉保健局)

5.【2019年12月4日(水)】参加無料!
   働き方改革とこれからの健康経営を考える!
   健康経営フォーラム2019 in東京
  「~健康経営のその先の広がりと目指すもの~」
                           (健康経営研究会)

■健康経営 実践コラム
6.季節の健康だより(第5回/全6回)
 「季節の健康だより~冬の食中毒予防&インフルエンザ予防②~」
                    看護師・中小企業診断士 溝上愛

7.睡眠でパフォーマンスを向上!
  ~睡眠が企業の働き方改革・健康経営を変える~
 「シフト勤務のビジネスパーソンによく見られる睡眠のお悩みと解決方法」
  (第4回/全8回)
                       株式会社ニューロスペース
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■東商からのお知らせ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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1.【申込受付中】第3回・健康経営エキスパートアドバイザー研修
                  (東京商工会議所 サービス・交流部)
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東京商工会議所は、「第3回・健康経営エキスパートアドバイザー研修」を募
集中です。
お申込みをご検討されている方は、期間内(11月27日(水)23:59ま
で)にお申込み下さい。

本研修は、以下の(1)(2)の両方を満たすことが受講資格です。
現在、「(1)健康経営アドバイザー認定者」でない場合でも、健康経営アド
バイザー研修をお申込み・修了の上、エキスパートアドバイザーにお申込みい
ただけます。検討中の方は、お早目にお申込みください。

(1)健康経営アドバイザー認定者(認定期間が有効の者に限る)
(2)所定の有資格者または所定の実務経験者


 ⇒「健康経営アドバイザー研修」のお申込み・詳細はこちら
   https://www.tokyo-cci.or.jp/kenkokeiei-club/03/

 ⇒「第3回健康経営エキスパートアドバイザー研修」のお申込み・詳細はこ
   ちら
   https://www.tokyo-cci.or.jp/kenkokeiei-club/04/

 【問い合わせ先】
   東京商工会議所 サービス・交流部 会員交流センター
   TEL:03-3283-7670

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2. 【11月15日(金)9:00~申込受付開始】
  学校法人の就職支援担当者と効率的に面談可能!
第3回「会員企業と学校法人との就職情報交換会」開催のご案内
                  (東京商工会議所 人材・能力開発部)
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東京商工会議所は、全国から集まる学校法人(大学・専門学校等)の就職支援
担当者と、20年卒および21年卒の採用に関する情報や、インターンシップ
・職場体験等、採用・就職に関する事項について情報交換ができる、就職情報
交換会を開催します。
参加企業には各学校の情報や連絡先を掲載している“参加学校ガイド”を無料
で配布します。当日の面談や、後日、連絡をする際にご活用ください。

○申込開始日時:11月15日(金)9:00

○日    時:2020年1月24日(金)13:30~17:00

○会    場:東京都立産業貿易センター 台東館
       (台東区花川戸2-6-5)

○定    員:300社 ※先着順

○費    用:東商会員企業 1名無料
        一般企業   30,560円(税込)/1名
        ※いずれも同行者1名につき、5,100円(税込)が追加
         費用になります。

○ポ イ ン ト :(1)各学校法人の相談可能な内容を提示。
          (開催約2週間前を予定)
        (2)面談時間(5分間)をタイマーで管理することで、各
           学校ブースにおける待ち時間の削減&明瞭化を実現。
        (3)参加学校ガイドへ、各学校における求人票の受付方法
           を記載するなど、内容が充実。後日アプローチをする
           際にも活用できます!
        (4)同日同会場にて、本イベント参加企業様限定の無料セ
           ミナー(別途予約制)を実施予定。
           ※開催が決定次第、申込み企業へご案内します。

 ⇒お申込み(11月15日(金)9:00開始)・詳細はこちら
  http://event.tokyo-cci.or.jp/event_detail-90295.html
  ※本ページは上記開始時間より公開されます。

 【問い合わせ先】
   東京商工会議所 人材・能力開発部 人材支援センター
   TEL:03-3283-7640

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■健康経営に関するお知らせ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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3.【参加企業・団体募集中】
   ロゴマーク使用や、スポーツ庁WEBサイトへの取組掲載が可能!
  「Sport in Lifeプロジェクト」のご案内
                     (スポーツ庁 健康スポーツ課)
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スポーツ庁は、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会のレガシー
として、「Sport in Life(生活の中にスポーツを)」をキーワ
ードに、一人でも多くの方がスポーツに親しむ社会の実現のためのプロジェク
トを開始しました。
本プロジェクトでは、申込企業・団体の皆様のご参加のもと、オールジャパン
でレガシーの実現に取り組んでいきます。

○メリット
(1)「Sport in Life」のロゴマークにより、自社・団体の取
   り組みをアピールいただけます。
(2)各企業・団体のメッセージをスポーツ庁WEBサイトに掲載いただけま
   す。また、同サイトを通じて、一緒に取り組む企業・団体も探せます。
(3)従業員等のスポーツ実施を通じて、自社・団体内のコミュニケーション
   改善、生産性向上が期待できます。

 ⇒お申込み・詳細はこちら
  ホームページ
  https://sportinlife.go.jp/
  チラシ
  https://www.tokyo-cci.or.jp/kenkokeiei-club/flyer_tokyo_sport_in_life.pdf

 【問い合わせ先】
   スポーツ庁 健康スポーツ課
   TEL:03-5253-4111

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4.【2019年12月4日(水)開催】参加無料!
    令和元年度東京都エイズ予防月間講演会
  「働く世代に多いHIV/エイズ ~誰もが働きやすい職場とは~」
                          (東京都福祉保健局)
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12月1日は、世界保健機関(WHO)が定めた「世界エイズデー」です。東
京都では、「世界エイズデー」を中心とする11月16日から12月15日ま
でを「東京都エイズ予防月間」と定めています。
2018年度の東京都におけるHIV感染者・エイズ患者の新規報告数は、1
日当たり約1.2人で、20歳代から40歳代が約87%を占め、働く世代に
多くなっています。また、多くのHIV陽性者は、HIV/エイズに対する誤
解や偏見への不安から、HIVに感染していることを職場に告げられずにいま
す。よって、働く世代への啓発が重要であるとともに、HIV陽性者への理解
が不可欠です。
そこで、東京都はエイズ予防月間中に、HIV陽性者の就労環境の向上を目的
に講演会を開催します。
そのほか、関係資料やサイトが東京都のHPにて公開されてますので、併せて
ご案内します。

○日時:2019年12月4日(水)19:00~21:00

○場所:ビジョンセンター新宿
   (東京都新宿区新宿5-17-11 白鳳ビル10階)

○定員:120名

○内容:第1部 講演「HIV/エイズに関する最新の医療事情」
        ・東京大学医科学研究所附属病院 感染免疫内科
        ・診療科長・教授 四柳 宏 氏

    第2部 パネルディスカッション
        ・特定非営利活動法人 ぷれいす東京 代表 生島 嗣 氏
      ・産業医 加藤 哲朗 氏
        ・永野・山下法律事務所 弁護士 山下 敏雅 氏
        ・ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ 
         人事部 田口 周平 氏

 ⇒お申込み・詳細はこちら
  http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/kansen/aids/yobo_gekkan/yobo_g_keihatsu.html


《参考》
(1)関係資料:「職場とHIV/エイズハンドブック」について
   ○主な記載事項
    ・「職場とHIV/エイズハンドブック ~人事・労務・障害者雇用
      担当の皆様へ」
    ・「職場とHIV/エイズハンドブック ~HIV陽性者とともに働
      くみなさまへ」
   ⇒詳細はこちら
    http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/kansen/aids/brochure.html

(2)関連サイト:性感染症総合サイト「東京都性感染症ナビ」
   ⇒詳細はこちら
    http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/seikansensho/


 【問い合わせ先】
  東京都福祉保健局 健康安全部 感染症対策課 エイズ対策担当
  TEL:03-5320-4487

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5.【2019年12月4日(水)】参加無料!
   働き方改革とこれからの健康経営を考える!
   健康経営フォーラム2019 in東京
  「~健康経営のその先の広がりと目指すもの~」
                           (健康経営研究会)
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健康経営研究会は、健康経営の普及・啓発のため、本年で8年目となる健康経
営フォーラムを開催します。今年度の会場は、東京、大阪、福岡、名古屋の計
4会場になります。
本フォーラムでは、メインテーマを「~健康経営のその先の広がりと目指すも
の~」と題して、働き方改革施行後の現状と課題の把握を行い、会社の健康、
個人の健康、労働の価値を再考していく中で、健康経営が果たすもの、世界に
発信した健康経営の期待値について考えます。

○日 時 2019年12月4日(水)13:30~17:00

○内 容 「幸福経営学-健康で幸せな働き方とは!?」
      慶應義塾大学大学院
      システムデザイン・マネジメント研究科委員長
      教授 前野 隆司 氏

     「これからの価値観と健康の再定義-自然に健康になれる
      社会の構築にむけて-」
      厚生労働省 健康局 健康課 課長補佐 藤岡 雅美 氏

     「世界に発信した我が国の健康経営の取り組み」
      NPO法人健康経営研究会 理事長 岡田 邦夫 氏
     
     「健康経営取り組み企業事例」
      講演企業調整中

     「健康宣言の取り組み」
      全国健康保険協会

○場 所 ベルサール神田
    (〒101-0053 
     東京都千代田区神田美土代町7住友不動産神田ビル2・3Fベルサ
     ール神田)

○定 員 500名

 ⇒お申込み・詳細はこちら
  https://www.jpm1960.org/forum2019/

 【問い合わせ先】
  健康経営フォーラム2019事務局(一般財団法人日本予防医学協会内)
  npokenkoukeiei_event@jpm1960.org

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■健康経営 実践コラム■ ※従業員の皆様にもご紹介ください
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健康経営の取り組みの一環として、社員の健康リテラシー向上に活用できるよ
う、職場の中でも簡単に取り組める健康づくりに関する知識等を提供するコラ
ムを掲載しております。
社員のみなさまに転送するなど、健康情報の提供を通じて、健康リテラシーの
向上にご活用ください。
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6.季節の健康だより(第5回/全6回)
  「季節の健康だより~冬の食中毒予防&インフルエンザ予防②~」
                    看護師・中小企業診断士 溝上愛
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読者の皆様、こんにちは。
本コラムでは、働く人のための「季節の健康だより」と題して情報をお届けし
ています。
徐々に街路樹も色づき始め、日中も秋風が吹くようになってきましたね。食べ
物にスポーツ、行楽それとも読書...それぞれの秋を満喫しつつ、冬支度は
進んでいますか?さて、今回のコラムでお伝えする冬の食中毒とインフルエン
ザ予防も立派な冬支度です。どうぞ、ご一読ください。

●「冬の食中毒」の正体は?
-食中毒の正体は、感染性胃腸炎です。文字通り、細菌やウイルスなどの病原
 体に感染することで吐き気、嘔吐、下痢、発熱、腹痛などを伴う胃腸炎のこ
 とです。潜伏期間は12~48時間で、通常発症後1~2日で症状は治まり
 ます。
 食中毒自体は季節を問わず発生し、夏場の食べ物が傷みやすい時期に起きや
 すい印象をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。確かに細菌性
 の食中毒は夏に増加するものの、食中毒の患者総数が多いのは12月~3月
 と冬場なのです(厚生労働省 食中毒統計資料 2016~2018年度)。
 原因物質を見ると、冬場は「ウイルス」による食中毒の患者数が大幅に増加
 しています。その中でも「ノロウイルス」は直近2018年度の食中毒患者
 の約5割を占めています。

●働く世代にできる「冬の食中毒」対策
①手洗い
 食中毒対策としての手洗いは、調理前後、食事の前のほか、「トイレ後」に
 石けんと流水で行う事が重要です。ウイルスに感染しても、中には症状が出
 ない人もいます。感染して症状が出ない人や症状が一度出て治まった人も、
 排せつ物にはウイルスが存在する場合があるため、手洗いは是非習慣づけま
 しょう。公共のトイレでは石けんが備え付けられていないことも…その場合
 は、ノロウイルスも除去できるウェットシートを使う手があります。また、
 自宅やオフィスなど石けんがある場所に移動したら、すぐに手洗いを行うな
 ど工夫してみましょう。
 また、ウイルスは乾燥していても、空気感染する恐れがあります。特に不特
 定多数の人が利用するオフィスや公共のトイレでは、可能な限り便座を消毒
 して使用することが対策の1つになります。アルコール消毒はノロウイルス
 対策としての効果は不十分なため、市販のノロウイルスに効くウイルス・細
 菌除去スプレーや、塩素系漂白剤(ハイター等)を水で0.1%に薄めた消
 毒液を自作して対応しましょう。

(参考情報)厚生労働省「ノロウイルスによる食中毒」対策チラシ
 ※食品を取り扱う方向けですが、塩素消毒などをより詳しく紹介しています。
  https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000549668.pdf

②飲食店でのメニュー選び
 体調が万全でないときは、免疫力が弱っていてウイルスに感染した時に、食
 中毒発が症しやすいため、特に牡蠣などの二枚貝は避けるのがベターです。
 もし食べる場合は生食を避け、十分に加熱したメニューを選びましょう。

●インフルエンザ予防行動
-前回のコラムで、インフルエンザ予防接種についてご紹介しました。そろそ
 ろ予防接種を受ける人が多くなり、病院やクリニック等では、品切れになっ
 ているところも出てきているようですね…。そこで、今回は予防接種のほか
 に、日常生活で可能な予防行動についてご紹介していきます。

①手洗い
 インフルエンザウイルスは、ウイルスのついた手で口や鼻などの粘膜に触る
 ことで感染します。特に外出時に触れる、電車やバスのつり革、ドアノブ、
 スイッチやキーボードなどは注意すべき感染場所です。調理の前後や食事前
 のほか、「帰宅後の手洗い」も習慣づけましょう。

②ふだんからの健康管理
 食中毒対策としても、インフルエンザ対策としても有効なのが、バランスの
 良い食事、適度な運動、十分な睡眠などの健康な生活習慣を続けることです。
 ウイルスが体内に入った時に、免疫力が弱っていると、これらの症状が発症
 しやすくなってしまいます。
 今の季節から12月にかけては、公私ともに会食の機会が増えて、何かと忙
 しくなる時期です。この時期にしか会えない人、できないことが多いと、つ
 い無理をしてしまっていませんか?考える間もない位に忙しい時こそ、ご自
 分の体調にアンテナを向けてあげて、無理をしすぎないようにしましょう。

以上です。
いかがでしたか?ノロウイルスもインフルエンザも、流行しているから対策を
行うのでは間に合いません。日常生活を送る以上、感染症にかかるリスクをゼ
ロにはできませんが、日ごろの生活習慣でコツコツと身体づくりをしておけば、
きっと効果があります。
出来るだけ感染症にかからない、そして、もしかかっても軽症ですむような生
活習慣を身につけて、来る師走に備えていきましょう!

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7.睡眠でパフォーマンスを向上!
  ~睡眠が企業の働き方改革・健康経営を変える~
  「シフト勤務のビジネスパーソンによく見られる睡眠のお悩みと解決方法」
  (第4回/全8回)
                       株式会社ニューロスペース
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睡眠不足状態で仕事をすると、生産性の低下だけでなく、産業現場に大きな危
険をもたらす可能性があります。実際、睡眠不足の脳の状態は、酒気帯びの状
態に匹敵することは科学的にも証明されています。

昨年6月から、バスやタクシー、トラックの全てのドライバーは、乗務前に睡
眠不足かチェックするために、会社から点呼を受けることになりました。
これは、新たに施行された「旅客自動車運送事業運輸規則及び貨物自動車運送
事業輸送安全規則等」の改正によるもので、事業者にはその点呼チェックが義
務化されました。このように、睡眠の重要性が様々な業種・業態に浸透し始め
ています。

今回は、多様な勤務体系で働かれているシフト勤務のビジネスパーソンによく
見られる睡眠のお悩みとその解決方法について、お伝えしたいと思います。
10月号の日勤勤務のビジネスパーソン向けの内容と併せてお読みください。

翌日が早番なので、いつもより早く眠らなければならないのに、寝付けない。
これはシフト勤務で働く多くのビジネスパーソンに共通するお悩みとして挙げ
られます。そんなときには、深呼吸でリラクゼーションモードに切り替えるテ
クニックがおすすめです。5秒間かけて息を吸い8秒間かけて吐く、この深呼
吸の繰り返しを10セットほどやっていると頭がリラクゼーションモードに切
り替わるのが分かります。この状態にしてからベッドに入ることを心がけまし
ょう。また、人工的に体温をコントロールすることで寝つきが良くなる方法が
あります。寝る1時間前にお風呂に入る、お風呂に入ることが難しい場合には
温かい飲み物を飲んで体の内側の温度(深部体温)を上げることで、しっかり
と眠りにつきやすくなります。

眠っている途中で起きてしまう、ということもよくお聞きするお悩みです。勤
務により睡眠のリズムがずれていると、どうしても途中に起きやすくなってし
まうことが発生します。そのようなときには睡眠前半3時間の質を上げること
を心がけましょう。前半でいかに深い眠りが実現できるかで、その眠りの質が
決まりますので、ベッドで出来る限り眠りに関係のないことをしない、寝る前
に上記に挙げた体温コントロールで寝つきやすい身体づくりを行う、深呼吸な
どでリラクゼーションモードに切り替えることが手助けになります。

また、シフト勤務で働いていると、自分が意図しない時に眠気に襲われること
があります。特に眠気に関しては以下のような観点を日頃から気を付けること
が重要になります。

1. 慢性的な睡眠不足は、眠気を認識しづらくなることがある
人間には、本来、各自に適切な睡眠時間があり、それが足りないと睡眠負債が
蓄積し、集中力の低下や健康にも悪い影響が出てきます。しかし、慢性的に睡
眠不足の状態が続くと、実は人間は眠気を正常に認識しづらくなってしまいま
す。本当はもっと睡眠時間が必要であり、眠気を感じているにもかかわらず、
仕事などで緊張や気が張り詰めている状態になっているとそれを感じずに、ケ
アレスミスや気づかない寝落ち(マイクロスリープ)をしてしまう可能性があ
ります。眠気を感じないから大丈夫、ではなく日頃からしっかりと睡眠時間を
確保するようにしましょう。

2. 食事の摂り方でも眠気は来ることがある
睡眠の量も質も確保できていたとしても、食事の摂り方で急激な眠気に襲われ
ることがあります。空腹の状態で炭水化物を一気に放り込み、咀嚼を怠り、か
きこむように食べると、血糖値が一気に急上昇します。それを抑えようとイン
スリンが分泌され、その結果、血糖値が急激に低下して、その時に強い眠気に
襲われることがあります。
食べる順番について、最初にサラダやお味噌汁、そしてご飯やお肉というよう
に工夫してあげるだけでも眠気発生のレベルに効果があります。

最後に、睡眠は量だけでなく、質も重要であり、例え8時間寝たとしても、と
くに前半に深い眠りが実現できていないと、起きた時にだるく、昼間でも眠気
を感じることがあるため、量と同じくらい質についても注目をする必要があり
ます。
ぜひ、お伝えした睡眠の質を上げる技術を使いながら、より良い睡眠に向けて
取り組んでいきましょう。


株式会社ニューロスペース 代表取締役社長 小林孝徳
https://www.neurospace.jp/

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※健康経営はNPO法人健康経営研究会の登録商標です

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≪発行≫東京商工会議所 サービス・交流部
    東京都千代田区丸の内3-2-2 丸の内二重橋ビル6F
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以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
会員交流センター
TEL 03-3283-7670
FAX 03-3211-8278