プレスリリースサポート 第5回

第5回 プレスリリース書き方のポイント②

前号に続いて、プレスリリースを書く際のポイントを紹介します。

リリースの文章は、可能な限りワン・センテンスを短く!

プレスリリースに限らず、無駄に長い文章は悪い文章、必要最小限にまとまった短い文章は良い文章、であることが多いように思います。忙しい記者に最短時間で要点を伝えられるよう、文章は極力短く、ワン・センテンスは最大でも50文字、3行止まりにすることを心がけましょう。

リリースは"手紙"ではない

リリースの文頭に「拝啓 時下ますます…」などの挨拶文を入れているのを時々見かけますが、必要ありません。また、「何らかの形でご紹介いただきますよう…」や、「ご掲載の暁には掲載紙を一部お送りください」といった懇願文を付けているリリースも見かけますが、これは絶対にやめてください。懇意にしている記者に私信として付けるのであればまだしも、面識のない記者の立場からしてみれば、実に不愉快な申し出です。せっかく良いリリースであっても、記者の心証を害してしまい記事にならなかった、というもったいない事態になりかねません。

用語表記に注意を払う

"動植物の名称は片仮名書きを原則とする""合いの手を打つ→合いの手を入れる"。これらはいずれも、共同通信社刊「記者ハンドブック 新聞用字用語集」に定められた記事表記のルールです。このほかにも送り仮名の付け方や用語の使い方、特に差別語や不快用語には充分注意するべきです。記者ハンドブックなどでしっかりチェックしておきましょう。

タイトルは凝らずに素直に

最後になりましたが、プレスリリースの"顔"とも言えるタイトルの付け方について。せっかちな新聞記者からの、「要は何なの」「ポイントはどこなの」という問いに、先回りして答えてあげるつもりで要点をまとめてください。そのリリースのテーマについて、"最も短く表す文章"を考えてみると、それが良い見出しにつながることがあります。

タイトルは「記者が見出しを書くための素材」です。広告のキャッチコピーのような奇抜な文章は必要ありません。凝らずに素直に、あくまでもプレスリリースは「事実を伝えるツール」であるという大前提を必ず念頭に置いてください。

次号最終回では、プレスリリースを効率的にマスメディアに届けるツール、ワイヤーサービスを紹介します。

(共同通信PRワイヤー 楠田和男氏)

【東商新聞9月10日号にも掲載】