歴代の受賞企業紹介

大賞:株式会社チバダイス|第5回選考結果

代表取締役
千葉 英樹 (ちば えいじゅ)
所在地
東京都葛飾区
資本金
4,800万円
従業員数
30名
創業
昭和41年
事業の概要
小形歯車加工に専門特化した会社で、小形歯車の開発・生産技術・製造・研究を一貫して手がけており、超精密加工技術を結集することにより、他では得られない最高の歯車製品をお届けすることをモットーとしている。

授賞理由

  • 産学連携による新製品開発や短納期による高品質試作品製作サービスといった、業界の常識にとらわれない独自の製品・サービス開発力により、バブルの崩壊による景気低迷や中国企業の台頭による経営の危機的状況を乗り越え成長していること。
  • 既存の技術を地道に発展させることによる他社との差別化戦略は、日本の中小製造業の目指すべきモデルとなり得ること。

企業紹介

様々な小型歯車
様々な小型歯車

PGS研究所
PGS研究所

小形歯車はモータ部品の中に数多く利用され、自動車・OA機器・家電・医療機器等の様々な製品に使われている。

同社は、開発・生産技術・製造・研究まで一貫して手がけることで、小形歯車のことなら材質も問うことなく様々なソリューションを可能とし、その独自性が際立っている。

代表的なものとして、大学との産学連携での開発により、2つの歯車を半ピッチ位相をずらして一体化させることにより低騒音化を実現した「ノブシックギヤ」といった新製品や、量産品と同等の品質の試作品を最短3日間で納品する「スピードトライ」と名付けた新サービスが挙げられる。これまでプラスチック歯車の試作品は切削加工で行われることが多く、射出成形によって作られる量産品とは耐久性や騒音面での差が生じるという問題点があった。これを解決する「スピードトライ」は現在、同社の売上の10%を占めるまでに成長し、同社の発展に貢献している。

この他にも、2004年にプラスチック歯車のトライボロジーを研究する目的で「プラスチック・ギヤ・システム(PGS)研究所」を設立。これにより耐久性の向上や騒音の低減など従来の歯車作りより一歩踏み込んだソリューションの提供が可能となり、最近では海外からの実験依頼も増えるなど同社の知名度向上にも貢献している。

特筆すべきは、経営的に苦しい時期にこれらの投資が積極的になされており、また、社員の技術継承やモチベーション向上にも心血を注ぐ姿勢は、今後の日本の製造業におけるモデル的な経営手法であるといえる。

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