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開講「ものづくり夜間大学」


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■「ものづくり夜間大学」

中小ものづくり企業が集積する北区と板橋区が、地域産業に貢献したいとする岩手大学と協定を結び、平成20年7月に開講。ものづくりを担う人材育成を通じ、企業の技術力や製品開発力を高め、地域産業の活性化を図りたいと実施 12月には、ものづくりの基礎となる基盤的技術課程を修了した56人の企業経営者や従業員などに修了書が授与されました。
共同協定締結 修了証授与 岩手大学地域連携センターサイトへ


この「大学」の受講生を訪ねて、ご自身のことや感想をお聞きしました。
どんな会社のどんな方だったのでしょうか?


どんな受講生が、何を必要としていたか・・・

株式会社 新盛インダストリーズ
    品質保証部品質管理課 課長 櫻井 秀二さん

■ モノづくりとサービスを、人のために、社会のために。
社屋 荒川区と接する堀船。新盛インダストリーズは1950年、ここに工場を竣工しました。
当時は、自転車用ハブの製造販売会社でした、機械チェーンの製造を経て1968年世界初の飛び出し式ハンドラベラーの商品化に成功し、以降ハンドラベラーの専門メーカーとして事業を拡大、時代の需要に合わせて、バーコードラベラー、バーコードプリンターを開発、製造・販売を自社で行い、フィリピン、中国に現地法人の工場を設立しネットワークを世界に広げる。環境重視のモノづくりに拘る専業メーカーです。
   
櫻井さん
堀船という地名は、堀の内村と船方村が合併したため出来た地名です。その片方の名前を残す船方神社に隣接し、あらかわ遊園に面して建つ本社に櫻井さんをお訪ねしました。
入社して17年目という櫻井さんは、品質保証部品質管理課の課長。製品や海外調達部品の管理、海外工場の品質管理、ユーザーからのクレーム処理などお忙しい日々を過ごされています。

■ 実は「文系出身なんです」
精密機械でもあるバーコードプリンターという製品の品質管理という仕事柄、てっきりメカ好きの経歴かと思いきや・・・「元々文系で、数字は嫌いな方でした」とのこと。研修後に配属されたのは営業系ではなく、これから重要になるという品質管理部門。「そもそもゼロからの出発だから文系も理系も関係ない。どうせならこれからの若い人に託したい。」という会社からの期待を背負っての出発だったそうです。
「とにかく1~2年はひたすら機械を動かして覚えるしかなかった。何も解らないので取引している業者さんからやるべきことを指摘してもらったりしていました。」と当時を振り返り、その後の4~5年は「機械の不具合やクレームを主に聞く立場だったので、悪い評価ばかりが集まって来るんで・・・何してるんだろう?と悩む時期もありました。」しかし、それが「自社製品を客観的に見られるようになった。」「どうすれば良くなるかを理解した時、提案が改良され形になった時、やりがいと楽しさが解るようになりました。」

■ 自分の役割が見えて
「開発から販売まで一貫して行っているので、自分がどういうアクションを起こせばどんな結果になって返ってくるかが解るのです。」「どんな段取りを組んで、どう伝えたら理解して対応してもらえるか」「営業と開発のつなぎの役目を自覚して動くように心がけています。」現場のニーズを分析し、的確な方針が直接製品開発をする担当に伝えられてこそ品質は保たれ、改良が進む。その為の知識と経験と情熱が製品づくりを支えていのだということが、その言葉から伝わってきます。

■ 日本の常識が通じない・・・
会社として海外に拠点を持つという大きな転機を経験して、「とても勉強させられた」とのこと。「自分たちが考えている常識は、日本の国内だけのもので、海外では通じない」
ことを痛感し、改めて日本の良さを認識できたそうです。
モノづくりに対するスタンス、原因追究、ユーザーの評価など、個人の作業が繋がりを持って製品が生まれることを根気よく説明し結果を見せながら、現地の人々をこちらの基準で動いてもらう仕組み作りは「大変でもやりがいがあった。」「自分を成長させた。」
とおっしゃいます。

■ 大変勉強になった「ものづくり夜間大学」
「会社から4名で“基礎・応用品質・応用設計”の講座に参加しましたが、金型の知識は、特に海外で部品を現地調達する際、交渉に必要なので、とても為になりました。頂いた資料もすぐに役立つものだったので、実際に現地でも有効に使わせてもらっています。」「なんとなく解っていれば、相手にも通じてしまう国内と違い、相手に具体的指示を出し納得させるためには、こちらもきちんとした知識が必要ですからとても有り難いテーマでした。」と、この講座が実践的であったことが窺えます。

■ 人のつながり、仲間を大切にしたい
「技術的に原因を掘り下げるのは、まだ苦手なのですが・・・」と前置きしながら、後輩の指導にも気を使わなければならない立場。「ゼロから始めた自分の時とは違い、今までのことを前提に更に上を目指して欲しい。」と言い、「自分ももっと技術的アドバイスが出来るよう努力したい。」「どこで何が要求されているかが解り、何を手配すれば良いかも見えてくるようになったので、まだまだやること、やれることがあります。」と決意を語ってくれました。「いろいろ経験が出来、考えながら動ける会社にいられることを幸せに感じている」という櫻井さんの笑顔から「日本式モノづくりの良さ」と「国際交流」を身近に感じることが出来ました。

≪公式サイト≫ 株式会社 新盛インダストリーズ:http://www.shinseiind.co.jp/
≪予定≫ 「ファーベックス2009」4月22日~24日
      「惣菜デリカ、弁当、中食、外食産業 業務用専門展」に出展を予定。
≪出来ること≫ お客様のニーズに合わせた、モノづくりが可能です。お客様のためのオンリーワン製品がご提供出来ます。
≪欲しいもの≫ 痒いところに手の届く物創りが中小企業の最大の武器です。賞味期限、消費期限など日付表示のご相談は是非新盛インダストリーズまでお願いいたします。

※インタビューを振り返って
「都電沿線の景色などとても情緒があって気に入っています。」「会社として町内会の行事などにも参加するというアットホームな雰囲気が好きです。」との感想も聞くことが出来ました。町工場の良さ、地域と企業の「お互い様」意識がそこにいる社員の仕事への満足度を高めているようでした。


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