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王子の街が舞台の小説


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陰陽屋へようこそ ご近所ほのぼのミステリー!「陰陽屋へ ようこそ」
天野頌子:著(ポプラ社)2007年9月発行

■ 出会いは偶然の・・・町の本屋さんの良いところを知る!
世の中自分が関心が薄い領域のことは、そもそも自分に探す気もないし、その情報が集まる術を持たないのが一般的。世に存在しても、自分の目に入るものはとても限られている。情報過多の時代、インターネットが普及したからなおさらのこと、関心があることの近辺は深く知ることが容易になった実感はあるものの、逆に知らない世界も広大になりすぎた感があり、端から手を出すこと事体に憶病になっている今日この頃。
全く予期せぬ出会いをもたらしてくれたのが、ブックス王子の店頭POPだった。「王子の街を舞台にした小説・・・」探すつもりはなくても相手の目に飛び込ませるという、とてもシンプルな手法は、やはり商売の原点に違いないことを改めて教えてくれる。かくして店主の思惑どおり、これらの作品群とは普段縁遠い自分の手にもちゃんと届くというシステムが街の本屋の店頭には健在だったと知ることになる。

■ 関心がないというと嘘になる
とはいえ購入するという行為は、出会っただけでは必ずしも発生するわけではない。知っている街が舞台とはいえ、それだけで全員が購入するのだったら、出版業界はウハウハに違いない。やはり自分の関心事である単語に気持ちが動いたのも事実です。そもそも表紙の挿絵はお稲荷さんの白狐が描かれ、帯には「王子稲荷に見守られるのんきな商店街に・・・」の文字。巻末の「参考文献」を眺めて初めて、「後で図書館で借りよう」ではなく「買って手元に置いておこう」と相成りました。こういう題材で書かれる小説がどんな展開になるのか?興味の対象はストーリーそのものよりも「陰陽道」と「稲荷信仰」の組み合わせを考えた作者に向くのでありました。!!!外語大ドイツ語学科卒とな???

■ 本当に久しぶりにミステリーを読む
正直、小説は苦手になっていてここ数年書物できちんと読んだという記憶はない。一番近いのは多分同じような動機で人に薦められた「いつか王子駅で」だっただろうか?ただあれはミステリーという類ではなかった。どう受け入れ態勢をつくればよいかわからぬまま、読み切れるかどうか不安で始まった久々の時間は・・・・そのまま一度も中断することなく、最終頁まで進む結果となってしまった。街に実存する学校名の設定だったり、大晦日の「狐の行列」「凧市」商店街のお店が出てきたからという訳ではなく、単純に読み進めることのできる文体だったということ。何よりも、完結していない謎が残ったまま無理がないところが、気に入ったのだと思う。もしやシリーズ化を始めから意図しているのだろうか?などと邪推をしてしまう、作者にとっては歓迎されない読者だろうなぁ などと思いつつ、「ここはこう表現したら無知がバレるよ」とつぶやくなど、実はすっかり術中にはめられたのかもしれない。
(ミステリーなので話の内容は紹介しません。是非、皆様も買って読んでください。と言わなくてはならないところですが、区内の図書館には置いてあるようです。また、街の本屋さんは王子地区しか置いていないかもしれません。)

■ 小説家ってヤツは・・・
天野頌子 さて、興味津津のインタビューを受けてもらえる段取りが出来た。ネットを検索してもなかなか本人に関する情報がヒットせず、どうやら「夜行性」というだけは解ったものの、本人作の自画像しか公表されていない。所属事務所の担当者を通してのアポイントがどうもスムーズに取れなかったのは、これから展開されるやり取りを暗に示唆していたのかもしれない・・・

インタビューで解ったこと・・・夢を壊してゴメンナサイ。
・子どものころから本が好きで、「作家になれたらいいなぁ」と思っていたら本当になれてしまった!・・・夢はかなう!
・特に「陰陽道」や「稲荷信仰」に詳しいという訳ではないこと・・・読者層にウケそうな作品づくり。
・別に王子の街でなくても良かったこと・・・近いので取材に便利。
・続編の予定がある訳ではないこと・・・読者の反応がなによりの原動力。

など 勝手に思い描いた自分のストーリーの展開がことごとく恣意的なものであることを痛感させられる事実の数々。まさにドンデン返し!「事実は小説より奇なり」に大納得の顛末を迎えることと相成りました。

しか~し。予期せぬ大きな収穫を得ることも出来ました。ナント作者は今でも区内に在住とのこと。更に「赤羽」を舞台の企画を温めているとのこと!これからも地域ネタに関心があること等など
今後の展開によって、続編も生まれる予感が芽生えたのも事実です。というよりこちらから提供する情報の内容次第で、コラボレーションが生まれそうな、そんな可能性を感じさせる「出会い」でもあったのです。

さてさて、物語はこれから始まるのです。皆様からのご提案もお待ちしています。
でもその為にも、まずは購入しないと始まりませんネ。ネットでも注文できますが、すぐ欲しい方は「ブックス王子」に足をお運びください。
(売り切れの場合もありますので、念のためお電話で確認を)

[ アマゾンでの紹介 ]
[ ポプラ社のサイトで たちよみ が出来ます ]

≪公式サイト≫ なし 所属事務所のサイト:http://www.wrightstaff.co.jp/
≪予定≫ 4月にポプラ社から新刊『タマの猫又相談所 花の道は嵐の道』が出ます。 (猫又と暮らしている少年と花道部の仲間たちの愉快な学園コメディーです。)
≪出来ること≫ 地元ネタの作品執筆、イラストも書けますよ。
≪欲しいもの≫ 企画に乗ってくれるスポンサー・出版社

※インタビューを振り返って
「交通の便もよく、買い物にも不自由せず、自然も多いこの場所からは動く気になりません。もっといろいろ地域のことが知りたいと思います。」と慰め(?)の言葉を頂きました。明らかになったことで一番大きいのは、「街の噂」=「作者は北区の職員らしい」ということが根も葉もない誤りであったこと。一番怖いのはこんな「都市伝説」発生のからくり!



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