区の特色

中央区の沿革及び特徴

中央区は、徳川家康による土地の造成や上下水道、幹線道路などの都市基盤の整備が進み、町並みがつくられた。また日本橋川の開削に伴い、慶長8(1603)年の日本橋架橋(別の説もある)により、周辺には魚市場や呉服商、出版、小間物屋、旅籠屋をはじめとする産業が集積し、発展を遂げてきた。

面積は23区の中で2番目に小さい区であるが、日本橋区と京橋区が合併してできた区(昭和22年)であるので、現在も、税務署や青色申告会、法人会などは日本橋と京橋の2つに分かれて設置されている。

区の人口は一時7万人を下回る位まで減少していたが、マンション建設が進み、平成23年末には12万人を超えた。その一方で、新住民と、旧来の住民との意識の違いも顕在しており、特に区民の9割以上がマンション居住であることから、中央区では新しいマンション建設の際、地域住民間の良好なコミュニティを形成すべく町会加入を促す条例を制定し、双方の融和と地域性の維持のための取り組みを進めている。

区内の産業集積及び主な再開発動向

事業所統計(平成18年)では、これまで事業所数1位の中央区は港区に抜かれ2位(44,094事業所(団体等公的機関を含む数)、883事業所減)、従業員数はこれまでも3位(723,882人、9,583人減)であったが、港区の差が広がった。

日本橋や銀座を中心に、大手百貨店や専門店、飲食店などが集積しているほか、日本の台所「築地」も擁しており、観光、商業の拠点としても中央区の果たす役割は大きい。

また、繊維・服飾関連の製造・卸売業の集積する横山町や馬喰町、堀留町、金融や証券業が集積する兜町、茅場町、印刷・製本関係の集積する入船や湊、昔ながらの風情を残す人形町や月島などの商店街など、多様な業種、そして大企業から中堅・中小企業、個人事業主まで幅広い規模の事業者が集積している商工業のまちである。

日本橋室町地域をはじめ、区内では数多くの大規模再開発事業によりまちの機能更新が進んでいるが、再開発にあたっては中央通り沿いの建物の高さを100尺(約31メートル)で統一させ、景観に配慮した取り組みを行っている。

また、八重洲・京橋地区でも再開発が進んでおり、先端技術を生かした環境対策が取り入れられる予定である。さらに、銀座中央通りでは、銀座の代表者で決められた「銀座ルール」により、一定の高さ以上のビル建設やルールを越えた看板の設置などが抑止されている。松坂屋の建て替え計画や銀座独自のユニクロのカラーリングなど、景観を重視したまちのルールが銀座全体の調和に大きく寄与している。

築地市場の豊洲移転問題(平成15年に基本構想、平成17年に実施計画が出され、当初、平成25年3月の移転予定)は、平成23年3月の都議会で移転関連予算が可決され、平成26年度の開場に向け土壌汚染対策工事など諸事業が進められることとなった。

中央区では、当初、移転反対活動を展開してきたが、平成22年度以降は都議会の動向を注視しながら今後の対策を検討してきた。東京都の移転関連予算可決を受けて、平成24年2月には東京都と中央区の間で、築地市場跡地のまちづくりについて合意し、都区検討会において「食のまち」としての築地ブランドを継承するための具体策の検討が進められることとなっている。

小泉元首相の肝煎でできた「日本橋川に空を取り戻す会」(平成18年9月報告)の活動を受けて結成された「日本橋再生推進協議会」は、中央区が事務局となって活動しており(当商工会議所中央支部も委員として参画)、高速道路の撤去の行方は不透明だが、周辺の再開発などが進行しているほか、平成23年には日本橋架橋100年を迎え、同年4月には船着き場も整備され、舟運事業などの観光振興事業も進んでいる。

1.経営支援活動 及び 会員交流事業

  • 企業の経営力を高めるため、トピックや重要課題をテーマとした講演会やセミナー・視察会等のほか、相互の交流を図る交流会などを開催しています。

    特に経営支援では、講演会・セミナーによる情報提供のほか、資金調達支援(マル経融資等)をはじめ、経営指導員や専門家による相談事業を実施しています。金融支援では、築地魚市場事業者向けや区内飲食店を対象に融資相談会も開催しています。

    また、地域の課題・話題に沿った講演・交流会を開催では、東商会員はもとより、会員ではない事業者にも参加の機会を拡大し、東商への会員加入促進を図っています。

  • 区内に集積している老舗企業の経営の強さを学ぶことを目的に、「中央区老舗企業塾事業」を実施しています。

    老舗企業経営者へのヒアリング、経営者による講演・交流会などを通じ、老舗企業経営を学ぶとともに、参加者間の交流機会を設けています。

  • 会員交流事業では、支部設立(昭和50年3月5日)以来、賀詞交歓会に代え、設立記念日の3月5日前後に会員懇親大会を開催しています。著名講師による講演会のほか、銀座社交料飲協会の協力によるカクテルコーナーの設置や会員企業提供による福引き大会などを開催し、400名を超える参加者(23支部最大級)の交流の場としてにぎわいをみせています。

2.地域振興活動

  • 中央区役所・中央区工業団体連合会・中央区商店街連合会・中央区観光協会をはじめ、法人会・しんきん協議会・問屋団体等、地域団体と30件を超える共催事業を展開しています。また、例年実施している中央区観光商業まつりや東京湾大華火祭、中央区産業文化展(へそ展・隔年開催)など、地域の観光・商業振興につながる事業についても関係機関と連携を強め、共催や後援等を行っています。
  • 中央区観光協会との共催で、平成21年2月より中央区観光検定を実施しています。この検定は、中央区が江戸以来の歴史や培われてきた文化、産業、地理、祭り、伝統芸能などについての知識を問うもので、「中央区ファン」を増やすことを目的にしています。そのため、級は設けていません。
お問い合わせ
東京商工会議所 中央支部03-3538-1811