支部会長挨拶

支部会長挨拶

東京商工会議所荒川支部 会長挨拶

東京商工会議所 荒川支部会長

下町の良さを活かして地域と産業の活性化を目指す

  荒川支部は昭和48年12月に設立されて以来、一貫してわが郷土荒川の活性化のための中小企業支援や地域振興に関し、様々な事業に取り組んでまいりました。
  時代の変遷とともに、住商工が調和して発展してきた区内も様相が変わりつつあります。人口の増加が続いており、戸建て住宅もマンションも続々と建設されています。西日暮里でも再開発計画が進んでおり、この傾向はしばらく続く見込みです。一方、事業所数は1万を割り込み、古くからある工場や商店がひっそりと幕を下ろすことも増えています。新しく暮らし始めた住民と、周囲の事業所の関係も近い将来の課題として浮上してきています。
 産業や地域の変化だけでなく、自然災害の懸念も高まっています。事業所にも事前の準備・対策が求められておりますが、この地域の特徴である事業所や人のつながりは、減災にも貢献すると考えております。
 さまざまに移り変わる状況の中で、心強く感じているのは、古き良き時代の面影を残す路地、長く伸びる商店街、伝統の祭礼など、古いものと新しいものが交錯する荒川の風景や下町の人間関係に、新鮮さを感じて、荒川を選び、住み、仕事の場としている若い世代の存在です。「下町」であることは、特徴であり、財産でもあります。
 荒川に愛着を持ち、荒川の発展を願う気持ちは、荒川と縁をつないでいる期間の長短と関係なく、皆様同じだと思います。一緒になって、地元「下町」荒川を盛り上げていきましょう。
 荒川支部では区行政、関係機関のご指導・ご鞭撻を賜りながら、新たな役員陣の活躍を得て、全力投球で地域の活性化に取り組んでまいる所存です。何卒、ご支援よろしくお願い申し上げます。  

東京商工会議所 荒川支部
会長 富永 新三郎